素人登山者の山行クロニクルズ

アウトドアとは無縁な生活を送っていた引きこもり系会社員が、何を血迷ったか、登山にハマってしまいました。
主に素人登山者の行く、素晴らしき登山(珍道中)の記録です。

☆月山☆~秋に浮かぶ天空の神殿 美しき東北の名峰へ~



 2017年9月27日、山形の名峰月山に登りました!
 標高は1,984m 日本百名山にして、東北屈指の名峰・霊山です。
 今年は、磐梯山、早池峰山と、2回東北の山に登りましたが、この月山は最も登りたかった東北の山です。


 最低でも一泊は必要と思われた山形遠征ですが、今回は、


 夜行バス→レンタカー→新幹線


 という強硬手段で、日帰り(夜行バスを使っているので、前夜泊みたいなものですが)で行ってきました。
 



深夜バスで山形駅へ



9/26 深夜24:00前、僕は東京のど真ん中、新宿駅にいました。
この日は仕事だったのですが、元々簡単に定時に上がれる仕事ではないものですから、ヒヤヒヤしながら、一日を過ごしました。



 何故かといえば、深夜24:05発の深夜バスを予約していたからに他ならず、万が一この時間に間に合わなければ、せっかく計画した今回の山形行が水泡に帰すからです。


 初めてのバスタ新宿



 何とか余裕を持って到着することにあいなりましたが、バスに乗る前に腹ごしらえ。
 こないだ盛岡に行ったとき、皆寝てるバスの中で食事を取るのが非常に気まずかったからです。


 結局吉野家マックくらいしかやってる店がなかったので、吉野家カレー牛丼みたいなのを食べました。いつの間にか吉野家にもカレーなんてあったんですね。


 そして山形行の深夜バスに乗車。前回深夜バスに乗った時は、ほとんど眠れず、仕方なくスマホでずっと漫画を読んでました。


 今回も眠れないんだろうな~と思っていたら・・・


 後ろに人がいなかったこともあり、椅子を全開に倒して横になったら、結構眠れました。



 翌朝6:30 山形駅西口へ到着です。


 
 早朝の山形駅。とりあえず、朝ご飯を食べようと、やってる店がないか探しました。



 そういえば、盛岡に行った時は、松屋くらいしか朝からやってる店はなかったな。
 昨日の夜は吉野家だったから、牛丼屋以外ならなんでもいいや~





 で、あったのは・・・








 
 デジャブでした。
 




 ※誤解を招かないように言えば、僕は牛丼屋の中で松屋が一番好きです。





いざ月山へ 自動車の旅



 8:00 の開店を待って、レンタカー屋へ。
 これが今回に愛機 トヨタ ヴィッツです。一人だし、安い軽自動車でもいいかなと思いましたが、キャンペーン中でだいぶ安く借りられました。




 9:20 蛇のようにくねくねした山道を登って、月山姥沢駐車場へ到着しました。
 300台以上のキャパがあるらしいです。



蛯沢から月山へ 黄金色の草原を行く



 本日のルート。登りは歩いて、帰りは途中でリフトを使用します。
 今見てみると、なんで姥ケ岳に行かなかったんだろう・・・。




 9:35 準備を終えて、いよいよ月山へ出発です。街中は晴れていたのに、山の上の方は曇ってます。



 登山口には関所があり、「月山自然なんちゃら~」という名前の通行料を支払います。
 


 リフト乗り場へ向かう道と分かれて、登山道へ。緩やかな道が続きました。




 名峰だけあって、道は結構整備されています。



 二列の木道になりました。
 木道って良くないですか? 尾瀬を筆頭に、木道が敷いてある山は結構好きです。
 歩きやすく、景観を損ねず、むしろ木道自体が美しい景観をつくり出している観も否めません。
 木道ラブな自分なのでした。



 これから登る月山が見えてきました。天気は今一ですが、興奮して足早になります。



 なんか少し晴れ間が見えてきました。山肌は結構紅葉してるみたいです。



 山頂へ近づくに連れて、辺りは秋の色に染まっていきました。




 僕が予想していたよりも、遥かに紅葉が進んでいました。迫りくる圧倒的な美しさ! “黄金の秋”とでも言わんばかりです。




 リフトから登ってくる道と合流。


 

 段々傾斜がでてきます。今までほとんど平坦だったので、しんどいです。



 道も荒れてきました。ただ今まで楽であったので、比較的疲れてません。


 


 振返ると、今まで歩いて来た木道が小さく見えます。



 なだらかな山々が美しく連なっています。



 頂上に近ずくに連れて傾斜はさらにきつくなりますが、景色がいいので気になりません。



 少し疲れたら、後ろを振り返り、そしてまた先へ進む。なんだか人生ですね(´▽`*)



 何やら石垣みたいなのが見えてきました。



 清廉厳かな雰囲気になってきた感じです。



 湿原みたいになってました。山の上に池ができています。




月山神社



 そして見えてきました。月山の山頂に静かにたたずむ“天空の神殿” 月山神社です!


 羽黒山、月山、湯殿山の三つの山を総称して、出羽三山と呼び、“死と再生の山”として古くから信仰を集めてきました。




 死と再生の山・・・


 
 つまり・・・



 ここで滑落死しても大丈夫!?












 すみませんでした・・・。





 
月山神社にお参りして、お昼にします。




 見晴らしのいい場所でお昼にしました。大体皆ここらへんで食べてました。



 今回も毎度おなじみカップ麺です。いつも何か凝ったものを・・・と思いつつこれです。うまい・安い・早い!



 食後にコーヒーを飲んで、山頂を満喫。山頂にトイレがあるので、頻尿の僕も水分の取り過ぎを気にする必要はありません。



 山頂をぐるっと散策。





リフトを使ってスピード下山


 13:00 名残惜しいですが、山頂を後にします。さらば月山神社!



 月山殺人事件~花は見ていた~・・・これ見たら、何となく思いつきました。




 また雲が多くなってきました。紅葉がくすんで見えるのが、少し残念。



 それでも燃え上がるように真っ赤に色づく山肌。



あれ? こんなベンチあったけかな。



13:35 あっという間にリフト乗り場への分岐点へ帰ってきました。もうちょっとです。



 先程登った、月山を振り返ります。



 リフト乗り場が見えてきました。周囲が紅葉していて、無駄に綺麗です。



 13:51 リフト乗り場へ到着しました。



 アンチ・スポーツな僕は、当然ウインタースポーツもやりません。リフトなんて中学生の時のホワイトスクール以来乗ってないので、少し心配。



 ・・・思ってたよりずっと快適でした。うとうとしてきます。



 14:09 リフト乗り場兼売店に到着です。



温泉と辛い帰り道



 若返りの水! 水筒に水を補給してグイッといきます。
 う~ん。これが若さか・・・。




 売店でお買い物。山形名物玉コン登山バッジ、そして月山魂ポロシャツをゲット。



 14:36 リフト乗り場から駐車場は目と鼻の先です。
 思ったよりも、早めに帰ることができそうです。



 姥沢駐車場からほど近いところにある温泉旅館で日帰り入浴していきました。
 僕が温泉を選ぶ際、最も重要になってくるのが、露天風呂の存在です。
 確かにここにも露天はありましたが・・・。内湯は檜木風呂風で、木の良い香りがして、凄く良かったです。



 さっき買った、月山魂ポロシャツに着替えました。
 汗も流したし、そろそろ帰りますか。
 
 山形自動車道に乗って、山形駅を目指します。山形駅までは一時間ほど。
 遠いから早く帰りたいですね。



 片道一車線の山形自動車道を快調にとばしながら、憧れの月山を登り終えたという達成感に浸ります。






 そして今思うのは・・・。








 これが車で登山に行く上での最大のリスクです。
 今回はコースタイムも短く、あまり疲れなかったはずなのに・・・。


 結局サービスエリアに寄って、車の中で30分くらい爆睡。早く帰れたのにね・・・。




 17:30 くらいに山形駅へ到着して、18:00過ぎの山形新幹線で帰りました。
東京まで3時間近く。思ってたより遠かったです。




 今回の山形遠征で、今年初めに僕が掲げた登山の目標はほぼ達成しました。
 やっぱり東北の山って素晴らしいですね!



 これからは寒くなってくるので、比較的近い山域での登山へシフトチェンジしていくつもりです。
 まだ行ってない秩父なんかいいかもしれません。





 それでは皆さん、ここまでお読み頂きありがとうございました。
 どこか登山へ出かけたら、またここで。




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