☆檜洞丸~蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳☆~丹沢主稜縦走 2017年最後の旅(前編)~
皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年からブログを始め、少ない更新ですが何とか続けております。
日頃から御覧頂いている皆様には、感謝感謝です。
本年も、
「硬派で健全な、安心安全の登山ブログ」
を掲載していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
さてさて、新年最初の記事は、2017年の12月19日~20日にかけて、神奈川県の丹沢へ山小屋泊で行ってきました。
西丹沢から、檜洞丸、神奈川最高峰の蛭ヶ岳、百名山の丹沢山、塔ノ岳を経由して大倉に下りるという、丹沢山塊を代表する名峰を一網打尽にできる贅沢ルートを歩いてきました。
富士山以外では初の山小屋泊での丹沢主稜縦走ロングルートの(やっぱりトラブルに見舞われる)旅、スタートです!
旅の始まりは、新宿駅から。
千葉からだと微妙にアクセスし辛い丹沢方面へ、小田急線で向かいます。
小田急ロマンスカーで向かいます。
別にロマンスカーに乗らなくても行けるんですが、乗るメリットも結構あります。
・何といっても快適だ!
・でかいザックを背負っていても、他のお客さんの邪魔にならない
・気兼ねなく朝ご飯が食べられる
・旅をしているという特別感が味わえる
・出入口が近くにないので温かい
と列挙してみましたが、自分としては乗ること自体が結構楽しみだったり・・・。
+690円のプチ贅沢。あなたならどうする?
8:12 一時間ちょいで新松田駅に着きました。
丹沢に登山に来るのは、今回が二度目です。
昨年の10月に友人たちと塔ノ岳へ登って以来です。
↓ ↓ ↓
2016.10.22
顔を隠す処理をしないで済むほど、これでもかってくらいガスってました。
今回は塔ノ岳も通りますし、去年の無念を晴らす、絶好のチャンスです。
8:20 路線バスに乗って、西丹沢ビジターセンターを目指します。
本数はあまりないので、事前に調べておきましょう。乗り遅れたら、タクシーを使うか、登山を諦めるかしかなくなります。
所要時間 1時間11分のロングフライトを経て、西丹沢ビジターセンターへ到着。
登山届を出して、少し中を見学。こんなにのんびりしてていいのかな。
とりあえず、ビジターセンターを出て、登山口へと向かいました。
凄く分りにくい看板がありました。
初心者なので、間違えて右に曲がりそうになりました。
惑わされずに真っすぐ進みます。
10:03 登山口に到着しました。
時間的になんだか危なっかしい気がしますが・・・。
この時の僕は、
「どうせ山小屋に泊まるから、多少スタートが遅くても余裕だろ!」
と、たかをくくっていました。
後で“ぎゃふん”と言います。
これが今回のルート。今日は西丹沢から檜洞丸を経由して、丹沢最高峰の蛭ヶ岳を目指します。
どうやら、登山道を直す工事中のようで、どこを歩いたらいいかわからないくらい、道が荒れ果てていました。
少し進むと木の階段があり、ちゃんとした登山道になります。
最初は穏やかな登りで、癒されます。
ところどころ木の階段みたいなのが朽ち果てています。
沢が見えてきました。
登山道絶賛修理中です。工事の方に挨拶。
10:42 ゴーラ沢出合に到着です。やけに丁寧な看板がありました。
川の石の上を器用に渡って・・・
檜洞丸への正規ルートがありました。
ちゃんとした防水の登山靴でないと浸水するかもですね。
沢を越えると、待っていたのは鎖場でした。
前半の鎖場恐れるに足らず・・・。
もっと僕が疲れたときに出直してくるのだな!
穏やかな登りが続きます。まだまだ余裕。
何やら、頂上の前に展望台があるみたいです。
ちょっと楽しみ。
そしてここが展望台。
眺めは・・・それなりです。
いやいや、それにしても素晴らしい冬晴れですな。
山頂まであとちょっと、大好きな木道がありました。
13:05 ようやく檜洞丸到着です。約3時間かかりました。
コースタイム的には、ぼちぼちといったところ。
山頂は木が茂っている為、眺望はあまりなし。
ベンチがあるので、お昼をとるにはいい場所です。
誰かのザックが放置されていました。
富士山はかろうじてよく見えます。
もう13時なので、とりあえずお昼お昼。いつもより大きめのカップ麺。
気圧差でパンパンです。
小屋泊なので、冬山ではありますが、水を2リットル以上持ってきました。
消費しないと重くて堪りません。
13:46 いつもならこれから下山して終わりなのですが、今日はもうひと山登らにゃなりません。時間も押しているので出発します。
なんか不吉な看板がありました。嫌な予感・・・。
山頂からすぐ近くに青ケ岳山荘がありますが、この時は誰もいませんでした。
できれば登山バッジとか売ってないかと覗きましたが、あるのかどうかは不明。
たぶんなさそう。
トイレだけ行って先へ進みます。
トイレの心配のない山、サイコーです。
目的地の蛭ヶ岳が見えます。そこまで遠くはないのかな?
期待を裏切らないアップダウンが続きます。
既に一山登って疲労した体には、過剰なサービスです。
束の間の平たい道。だけどアップダウンは続きます。
15:20 やっとこさ臼が岳に到着しました。
そんな余韻に浸る余裕もなく、時間が押している為、次へ進みます。
蛭ヶ岳が見えますが、何だか絶望的な距離感です。
雪みたいなのが・・・。
辺りは薄暗くなっていきます。
アップダウンが続き、ようやく蛭ヶ岳本体へ。
だけど、こんな急斜面どうやって登って行くのかな?
だよね~
土壇場に来て、鎖場ラッシュ!
さっき、疲れてからまた来いとか言ってすみませんでした!
鎖場・急斜面に四苦八苦する僕に、刻一刻と日没が迫っていました。
まさに僕の運命は、あの沈みゆく太陽と共に・・・
と、馬鹿なことを考えながら登ります。
実はこのルート、去年の2月に一度計画しましたが、来なくて良かったです。
雪が積もってたら絶対無理でした。
すっかり暗くなった頃、ようやくあの急斜面を登り終えようとしていました。
もう疲労困憊です。
そんな僕の目の前に・・・
一瞬何かと思いました。そうか、丹沢といえば!
蛭ヶ岳で鹿のお出迎えです。
16:46 満身創痍の中、蛭ヶ岳登頂です。
暗くなる前に急いで景色を見なければ。
景色の雄大さも、丹沢最高峰でした。
西は富士山、東は横浜や東京の街並みが広がっていました。
圧巻です!
今日の宿、蛭ヶ岳山荘です。
さー疲れたし、山小屋にでも入ってゆっくり休むとしますか~
そして僕を待っていたのは・・・
どうやら、山小屋には安全の為、16:00までには着かなきゃいけないみたいです。
そういえば、そんな話あったかも・・・。
素人丸出しです。
山小屋に入った途端、管理人に怒られる30代独身実家暮らし・・・。
※登山は余裕をもった計画を立て、自らの体力に見合ったコースを選びましょう。
平日ということで、泊り客は自分を合わせて5人。
寝室は暖房がないので凄く寒いです。
この日の晩御飯は「おでん」だったみたいですが、僕はあまりねりものが得意でないので、夜もカップ麺を食べました。
眼下には見事な夜景が広がっていました。
でも、僕のカメラの腕では夜景を上手く撮れません。
だれかカメラ教えて下さい。
夜20:00 には就寝。
布団と毛布があるからといって、12月の山頂は激寒でした。
ズボンの下のタイツを脱いだら、寒くて中々眠れず・・・。
お読み頂き、どうもありがとうございます。
ぐでぐでのまま、冬の丹沢主稜縦走 後編へ続きます。