素人登山者の山行クロニクルズ

アウトドアとは無縁な生活を送っていた引きこもり系会社員が、何を血迷ったか、登山にハマってしまいました。
主に素人登山者の行く、素晴らしき登山(珍道中)の記録です。

☆八海山☆~新潟日帰り 真夏のデンジャラスマウンテン~


皆さんお久しぶりです。
登山に行ってなかったのもありますが、今回の登山も行ったのは一カ月前。
ものぐさですみません。


ということで、今回の山旅は初の新潟遠征。
2018.7.17 越後三山にも名を連ねる日本二百名山、『八海山』に登ってきました。



山に詳しくない方も名前くらいは聞いたことあるはず。
日本酒『八海山』の名前の由来となった山です。


古くからの信仰の山で、名前の通り八つの峰を持ち、最高峰は入道岳の標高1,778m
山頂に至るには急峻な岩峰が連なる八ッ峰を越えて行かねばならず、鎖場の続く難路として知られています。


今回は日帰りということで、四合目付近までロープウェーで行きました。
距離もそんなにないし、今回は余裕だろうと思ってましたが、案の定足をすくわれます。


真夏のデンジャラスマウンテンへの旅の始まりです。




暑い日が続いています。
こんな暑い時だからこそ、できるだけ涼しいところに行きたいところです。
今回の登山に向けて、行先のプランが4つありました。



①吾妻山(福島県)


②日光白根山(栃木県)


③八海山(新潟県)


④苗場山(新潟県と長野県の間)


このように天気が悪い時に備え、いつも違う地域の山に行くプランを立てています。
今回は直前の天気予報で、新潟方面の天気が比較的良いことがわかり、③④のプランに絞られました。
ただし、苗場山はこの時期ブヨが多いという話を耳にし、今回はパスで。
こんな感じで『八海山』に行くことを決めました。

新潟方面に行くときは、故田中 角栄 首相が僕のような登山者の為、上越新幹線という便利なものを造ってくれたので大変便利。


朝6:08 の東京駅発上越新幹線『とき』で新潟県へ出発です。



7:25 新潟県の越後湯沢駅にやってきました。
ここは去年、谷川連峰の『平標山』と『仙ノ倉山』に登った時に一度来ています。



駅中のお土産屋さんも、早朝の為閑散としています。



駅の中のニューデイズに地ビールが並んでいました。
『ペールエール』や『ヴァイツェン』などの色々な種類のビールが、最近ようやく日本でも一般に認知されてきました。
地ビールや海外のビールが好きで、よくお土産に買っていきます。

食べる物によって飲むビールも選べば、料理が一層おいしく頂けますね。



あったあった!
新潟県民であれば知らない人はいないというトマトソースをかけた焼きそば、
通称『イタリアン
帰りに買っていこ。



新幹線から上越線に乗換え、六日町という駅まで向かいます。



8:23 六日町駅に到着しました。



地方の廃れた田舎駅を想像してましたが、結構立派な駅舎です(←だいぶ失礼)



八海山のロープウェー乗り場まではバスも出ているのですが、調度いい時間のバスがない為、今回はタクシーを使います。



タクシーの窓からこれから登る八海山が見えてきました。


んー、楽ちん楽ちん。
お小遣い制に苦しむ哀れな既婚者たちよ、三十代独身実家暮らしの力を思い知るがいい!ふははははは・・・・・・・・・・・(*´Д`)はぁ=3





8:56 ロープウェー乗り場のある八海山ベースキャンプに到着です。



今回のルートです。
標高1,150mまでロープウェーで一気に登ります。



本日は晴天。絶好の登山日和です。
下からでも八つ峰がきれいに見えます。



八海山のわかりやすい写真が飾ってありました。
八つ峰にはそれぞれ名前がついていて、一番高いのは最後の
大日岳です



あれ? さっき最高峰は入道岳の標高1,778mって言ってたよね?
そうなんです。高さだけで言ったらそうなんですが、八海山の山頂は大日岳なんです。
一番高いのに別の山扱いされる入道岳・・・。




ベースキャンプを出て、ロープウェー乗り場へ。
テントが張ってありました。



偶然にも千葉県民は割引してくれる日だったようで、安く乗ることができました。
新潟県で千葉県民へ割引とか、誰得でしょうか? 
とにかくついてました。



あっという間に山頂駅に到着です。



南魚沼の街並みが一望できます。
ここだけでも来る価値はありますね。



時間は既に9:30
ロープウェーの最終は16:20なので、ゆっくりはしていられません。
鳥居をくぐって山頂を目指します。



なになに・・『いい老後祈願』?
三十代独身実家暮らしで、孤独死まっしぐらの自分にとっては見逃せません。


いい老後・・・祈願しとこ( ̄人 ̄)


既に時代のトレンドは婚活よりも終活です。




はいはい、馬鹿なこと言ってないで登りましょう。



序盤は比較的整備された道が続きます。



山頂が見えていると、やる気が出ます。



順調に登り始めましたが、ここで僕を苦しめる嫌な虫が・・・
僕の耳にあの嫌な重低音を発する虫が・・・



最初はスズメバチかと思いましたが、おそらくこのアカウシアブというアブの仲間だったと思います。
スズメバチは攻撃を加えると危険ですが、こいつの場合、追い払わないとずっとまとわりついてきます。
万が一スズメバチだとまずいので、追い払えず。こいつのせいでだいぶ進むのに苦労しました。



10:36 害虫に悩まされながらも、何とか途中の女人堂(六合目)に到着。



まだまだ頂きまでは結構あります。
それにしても暑い! 気温的には20℃台前半くらいだったでしょうか。風がほとんどないので、体感温度はもっと高く感じました。
今年の猛暑の影響はここも例外ではなく、雪国の山は夏でも涼しいだろうという僕らの幻想をいとも容易く打ち砕いてくれます。



厳しい暑さの中を進みます。500mlのスポーツ飲料2本と水2本を持って行きましたが、登りでほぼ使い切りました。
話によると、この暑さで熱中症になる登山者もでている模様。夏は結局どこも暑いということで。



と、突然長い鎖場が。
ただしここはそこまで急じゃありません。



11:30 薬師岳へ到着。
そこまでキツイコースではないですが、害虫と暑さに苦しまされてスローペースです。



ここからは見晴らしの良い稜線を登っていきます。
山小屋も見えてきました。テンションが上がります。



越後三山最高峰の越後駒ケ岳が見えてきました。



真ん中奥に見えるのが、越後三山最後の一角、中ノ岳です。



11:37 千本檜小屋に到着。




ここからが本番なんですが、暑さとアブのせいでいつもより疲労が・・・。
ほんとの話、ここで引き返して帰りたい気持ちもありました。



目の前に聳えるのは、とんでもなく大きな岩!
あんなのどうやって登るんだよ?



ぶっ壊れた看板・・・。



横から回って鎖を登っていきます。



とりあえず、第一のピーク地蔵岳に到着。
まだまだここは地獄の一丁目です。



越後駒ケ岳中ノ岳のツーショット



ほぼ垂直な鎖場が続きます。
最早登山道ではありません。



第二のピーク不動岳到着。



今も山岳信仰が色濃く残っています。



はい、そして下の見えないほぼ垂直な下り・・・。
もし足でも滑らせたら、一発アウツ! 
情け容赦ない断崖絶壁が続きます。



あれ? こんな名前の峰あったっけ?



ここまで鎖場だらけだと、もう怖さも何マヒしてきます。
元々僕は鎖場自体そんなに嫌いじゃありません。
高いところも結構平気。


高所を恐れない勇気、しんどくても登っていく忍耐力。
ないのは体力だけです・・・。



所々残雪があります。さすが雪国。
こんなに暑くても溶けないもんですね。



そして、まだまだアホかってくらい鎖場が続きます。
鎖場といえば楽しそうな雰囲気に聞こえるかもかもしれませんが、特にこの山に限って言えば単なる崖です。




金正・・・? 一瞬どこぞの国の将軍様かと・・・。



しかし、改めて見るととんでもないところを歩いてたんだな・・・。
自分が今まで登った山の中でも、ダントツのデンジャラスマウンテンです。




こんな激しいアップダウンの道、昔の漫画くらいでしか見たことない。



12:21 四つ目のピーク白川岳に到着。
やっと八つ峰半分制覇といったところ。



白川岳を下ると迂回路への分岐があります。
しかし、ここまで来て迂回路へ行く理由があるでしょうか?
後ろ髪惹かれつつ山頂を目指します。




もうどんな崖(鎖場)を見ても驚きません。



いつの間にか釈迦岳を越えていたようで、摩利支岳到着。
あと二つ!



鎖場のアップダウンにもいい加減慣れてきました。
慣れって怖いですね。



えっちらおっちら最後の鎖場を抜けて。



12:38 山頂の大日岳に到着!



さてさて、ここで選択が迫られます。
正面に聳えているのが、入道岳
八海山とは別扱いですが、あそこまで行くかどうか悩みました。



とりあえず前の崖を下りて。



なんか物騒な看板が・・・。
初心者ですが、そんなこと今更言われましても。



登ってきた大日岳を振返ります。
鎖がなければ、登ろうなどという発想はまず浮かばないでしょう。



入道岳に行こうかどうか迷っていると、途中でランチをしているパーティーに会いました。久方ぶりの登山中の情報収集です。
入道岳までどのくらいかかるかどうか聞いたところ、ここから往復で40分程度とのこと。



ここから帰りの迂回路もあって、下山する手もありましたが、
まだギリギリ行ける!
そう思って歩みを早めたその時でした・・・





・・・・(>_<;)!? いたたた..!!!





突然両足の太ももに激痛が走ります。


前にもありましたが、どうやら太ももをつるのが癖になってしまってるようです。
しかもよりによって両足同時に!



猛暑による疲労とアホみたいな難コースに、もう既に僕の足は限界だったのです。

太ももをマッサージしながら、考えます。




どうする どうする どうする?







・・・。





13:16 ということで、脚をかばいながらゆっくろゆっくり入道岳に到着。
裏八海山(?)の山頂に登頂!


※善良な登山者の方は真似しないでください。
登山している最中に体に異変を感じた時は、登るのをやめて適切な処置をとりましょう。引き返す勇気も大事です。




中ノ岳に伸びる縦走路が見えます。
あの痩せ尾根がかなりの難路のようです。
難路はもうお腹いっぱいです。



時間がないので早くも下山開始。
13:40 大日岳を下りたところにある迂回路まで戻ってきます。



で、そこにあったのは迂回路へ向かう果てしない下りの梯子。
奈落の底へと連れて行かれるんじゃないかってくらい下らされます。



そしてそこから続く山肌に沿うような狭い道。
正直迂回路だと思って舐めてました。



13:53 迂回路も半分まできました。



その後も横に鎖がついた細い道が続きます。
他の山だったら、こっちも十分難路なんじゃないかっていう件・・・。
八海山迂回路すらクレイジーでした。




ようやく山小屋が見えてきました。
騙し騙しきましたが、さっきつった太もももいい加減限界です。




14:30 ようやく千本檜小屋に戻ってきました。
あまり長居する気はありませんでしたが、太ももがヤバかったのでマッサージしてほぐしました。


あと、登りで飲み物を消費しつくしたんで、アクエリアスと水のペットボトルを合計千円で購入。
高いかもしれませんが、元から持って登ることを考えれば、存外無駄な出費でもないと思います。




登山バッジもここでゲット。
14:50 休んだところで、ロープウェーの時間もあるので下山開始。



15:55 ロープウェー山頂駅に到着。
16:20のロープウェー最終に間に合いました。




ロープウェーを待ってる間に少し遅いランチ。



16:20 最終のロープウェーで八海山を後にします。




帰りのバスを待つ間、ベースキャンプでお買い物。
八海山に来たら買わないわけにはいかないでしょ!
今回は右の魚沼限定品を購入。
千本檜小屋で休んでいるときに、地元では緑川』という日本酒が人気があると聞きましたが、どうやらここには売ってない様子。




帰りはバスで六日町駅まで戻ります。



今回の日帰り温泉は駅から徒歩約15分。旅館『坂戸城』で。



ここ南魚沼は、数年前に大河ドラマ『天地人』の主役だった直江 兼続公 出生の地。
直江 兼続所縁のものが沢山飾ってありました。


ちなみにうちの母親は『天地人』で主役を務めた妻夫木 聡のファンです。

そんな母親が、一時期僕のことを妻夫木に似てるとかとち狂ったことを言っていたことがあります。(どうやら内面的なことを言いたかったようですが・・・)


それを聞いた妹は笑い転げてました。


妻夫木なんかに似てたら、こんな人生歩んでないっつーの・・・(*´Д`)=з



茶室風に作られた露天風呂は中々変わってました。






この日は調度夏祭りの日だったみたいです。
少し見物して帰りましょう。



祭りでかき氷を買うなんて何年ぶりだろう。
ブルーハワイを買いました。
昔から不思議に思ってましたが、ブルーハワイって何の味なんですかね?




たまたま通った地元の商店で地元人おススメの『緑川』を発見!
本日2本目の日本酒を購入 。

(* ̄0 ̄*)ノ口 をーい、オヤジッ!もう一杯!!




そんなこんなで初の新潟日帰り遠征ツアーは終わりました。
ロープウェーで途中まで登れるからと言っても、八海山は間違いなく危険な山なので、登る際は自身の体力を鑑み、余裕を持った計画を立てて登って下さい。



凄く長くなってしまいましたが、お読み頂きありがとうございました。
お盆に初の北アルプスへ遠征してきたので、また今度アップします。



【コースタイム】※トラブルばっかであまり参考になりませんが・・・
9:30ロープウェー山頂駅 → 10:36女人堂(六合目) → 11:37千本檜小屋 → 12:38大日岳 → 13:16入道岳 → 14:30千本檜小屋(20分休憩) → 15:55ロープウェー山頂駅




緑川酒造 純米 緑川 1800ml 新潟の日本酒
緑川酒造 純米 緑川 1800ml 新潟の日本酒
緑川酒造
Alcoholic Beverage



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