素人登山者の山行クロニクルズ

アウトドアとは無縁な生活を送っていた引きこもり系会社員が、何を血迷ったか、登山にハマってしまいました。
主に素人登山者の行く、素晴らしき登山(珍道中)の記録です。

☆八海山☆~新潟日帰り 真夏のデンジャラスマウンテン~


皆さんお久しぶりです。
登山に行ってなかったのもありますが、今回の登山も行ったのは一カ月前。
ものぐさですみません。


ということで、今回の山旅は初の新潟遠征。
2018.7.17 越後三山にも名を連ねる日本二百名山、『八海山』に登ってきました。



山に詳しくない方も名前くらいは聞いたことあるはず。
日本酒『八海山』の名前の由来となった山です。


古くからの信仰の山で、名前の通り八つの峰を持ち、最高峰は入道岳の標高1,778m
山頂に至るには急峻な岩峰が連なる八ッ峰を越えて行かねばならず、鎖場の続く難路として知られています。


今回は日帰りということで、四合目付近までロープウェーで行きました。
距離もそんなにないし、今回は余裕だろうと思ってましたが、案の定足をすくわれます。


真夏のデンジャラスマウンテンへの旅の始まりです。




暑い日が続いています。
こんな暑い時だからこそ、できるだけ涼しいところに行きたいところです。
今回の登山に向けて、行先のプランが4つありました。



①吾妻山(福島県)


②日光白根山(栃木県)


③八海山(新潟県)


④苗場山(新潟県と長野県の間)


このように天気が悪い時に備え、いつも違う地域の山に行くプランを立てています。
今回は直前の天気予報で、新潟方面の天気が比較的良いことがわかり、③④のプランに絞られました。
ただし、苗場山はこの時期ブヨが多いという話を耳にし、今回はパスで。
こんな感じで『八海山』に行くことを決めました。

新潟方面に行くときは、故田中 角栄 首相が僕のような登山者の為、上越新幹線という便利なものを造ってくれたので大変便利。


朝6:08 の東京駅発上越新幹線『とき』で新潟県へ出発です。



7:25 新潟県の越後湯沢駅にやってきました。
ここは去年、谷川連峰の『平標山』と『仙ノ倉山』に登った時に一度来ています。



駅中のお土産屋さんも、早朝の為閑散としています。



駅の中のニューデイズに地ビールが並んでいました。
『ペールエール』や『ヴァイツェン』などの色々な種類のビールが、最近ようやく日本でも一般に認知されてきました。
地ビールや海外のビールが好きで、よくお土産に買っていきます。

食べる物によって飲むビールも選べば、料理が一層おいしく頂けますね。



あったあった!
新潟県民であれば知らない人はいないというトマトソースをかけた焼きそば、
通称『イタリアン
帰りに買っていこ。



新幹線から上越線に乗換え、六日町という駅まで向かいます。



8:23 六日町駅に到着しました。



地方の廃れた田舎駅を想像してましたが、結構立派な駅舎です(←だいぶ失礼)



八海山のロープウェー乗り場まではバスも出ているのですが、調度いい時間のバスがない為、今回はタクシーを使います。



タクシーの窓からこれから登る八海山が見えてきました。


んー、楽ちん楽ちん。
お小遣い制に苦しむ哀れな既婚者たちよ、三十代独身実家暮らしの力を思い知るがいい!ふははははは・・・・・・・・・・・(*´Д`)はぁ=3





8:56 ロープウェー乗り場のある八海山ベースキャンプに到着です。



今回のルートです。
標高1,150mまでロープウェーで一気に登ります。



本日は晴天。絶好の登山日和です。
下からでも八つ峰がきれいに見えます。



八海山のわかりやすい写真が飾ってありました。
八つ峰にはそれぞれ名前がついていて、一番高いのは最後の
大日岳です



あれ? さっき最高峰は入道岳の標高1,778mって言ってたよね?
そうなんです。高さだけで言ったらそうなんですが、八海山の山頂は大日岳なんです。
一番高いのに別の山扱いされる入道岳・・・。




ベースキャンプを出て、ロープウェー乗り場へ。
テントが張ってありました。



偶然にも千葉県民は割引してくれる日だったようで、安く乗ることができました。
新潟県で千葉県民へ割引とか、誰得でしょうか? 
とにかくついてました。



あっという間に山頂駅に到着です。



南魚沼の街並みが一望できます。
ここだけでも来る価値はありますね。



時間は既に9:30
ロープウェーの最終は16:20なので、ゆっくりはしていられません。
鳥居をくぐって山頂を目指します。



なになに・・『いい老後祈願』?
三十代独身実家暮らしで、孤独死まっしぐらの自分にとっては見逃せません。


いい老後・・・祈願しとこ( ̄人 ̄)


既に時代のトレンドは婚活よりも終活です。




はいはい、馬鹿なこと言ってないで登りましょう。



序盤は比較的整備された道が続きます。



山頂が見えていると、やる気が出ます。



順調に登り始めましたが、ここで僕を苦しめる嫌な虫が・・・
僕の耳にあの嫌な重低音を発する虫が・・・



最初はスズメバチかと思いましたが、おそらくこのアカウシアブというアブの仲間だったと思います。
スズメバチは攻撃を加えると危険ですが、こいつの場合、追い払わないとずっとまとわりついてきます。
万が一スズメバチだとまずいので、追い払えず。こいつのせいでだいぶ進むのに苦労しました。



10:36 害虫に悩まされながらも、何とか途中の女人堂(六合目)に到着。



まだまだ頂きまでは結構あります。
それにしても暑い! 気温的には20℃台前半くらいだったでしょうか。風がほとんどないので、体感温度はもっと高く感じました。
今年の猛暑の影響はここも例外ではなく、雪国の山は夏でも涼しいだろうという僕らの幻想をいとも容易く打ち砕いてくれます。



厳しい暑さの中を進みます。500mlのスポーツ飲料2本と水2本を持って行きましたが、登りでほぼ使い切りました。
話によると、この暑さで熱中症になる登山者もでている模様。夏は結局どこも暑いということで。



と、突然長い鎖場が。
ただしここはそこまで急じゃありません。



11:30 薬師岳へ到着。
そこまでキツイコースではないですが、害虫と暑さに苦しまされてスローペースです。



ここからは見晴らしの良い稜線を登っていきます。
山小屋も見えてきました。テンションが上がります。



越後三山最高峰の越後駒ケ岳が見えてきました。



真ん中奥に見えるのが、越後三山最後の一角、中ノ岳です。



11:37 千本檜小屋に到着。




ここからが本番なんですが、暑さとアブのせいでいつもより疲労が・・・。
ほんとの話、ここで引き返して帰りたい気持ちもありました。



目の前に聳えるのは、とんでもなく大きな岩!
あんなのどうやって登るんだよ?



ぶっ壊れた看板・・・。



横から回って鎖を登っていきます。



とりあえず、第一のピーク地蔵岳に到着。
まだまだここは地獄の一丁目です。



越後駒ケ岳中ノ岳のツーショット



ほぼ垂直な鎖場が続きます。
最早登山道ではありません。



第二のピーク不動岳到着。



今も山岳信仰が色濃く残っています。



はい、そして下の見えないほぼ垂直な下り・・・。
もし足でも滑らせたら、一発アウツ! 
情け容赦ない断崖絶壁が続きます。



あれ? こんな名前の峰あったっけ?



ここまで鎖場だらけだと、もう怖さも何マヒしてきます。
元々僕は鎖場自体そんなに嫌いじゃありません。
高いところも結構平気。


高所を恐れない勇気、しんどくても登っていく忍耐力。
ないのは体力だけです・・・。



所々残雪があります。さすが雪国。
こんなに暑くても溶けないもんですね。



そして、まだまだアホかってくらい鎖場が続きます。
鎖場といえば楽しそうな雰囲気に聞こえるかもかもしれませんが、特にこの山に限って言えば単なる崖です。




金正・・・? 一瞬どこぞの国の将軍様かと・・・。



しかし、改めて見るととんでもないところを歩いてたんだな・・・。
自分が今まで登った山の中でも、ダントツのデンジャラスマウンテンです。




こんな激しいアップダウンの道、昔の漫画くらいでしか見たことない。



12:21 四つ目のピーク白川岳に到着。
やっと八つ峰半分制覇といったところ。



白川岳を下ると迂回路への分岐があります。
しかし、ここまで来て迂回路へ行く理由があるでしょうか?
後ろ髪惹かれつつ山頂を目指します。




もうどんな崖(鎖場)を見ても驚きません。



いつの間にか釈迦岳を越えていたようで、摩利支岳到着。
あと二つ!



鎖場のアップダウンにもいい加減慣れてきました。
慣れって怖いですね。



えっちらおっちら最後の鎖場を抜けて。



12:38 山頂の大日岳に到着!



さてさて、ここで選択が迫られます。
正面に聳えているのが、入道岳
八海山とは別扱いですが、あそこまで行くかどうか悩みました。



とりあえず前の崖を下りて。



なんか物騒な看板が・・・。
初心者ですが、そんなこと今更言われましても。



登ってきた大日岳を振返ります。
鎖がなければ、登ろうなどという発想はまず浮かばないでしょう。



入道岳に行こうかどうか迷っていると、途中でランチをしているパーティーに会いました。久方ぶりの登山中の情報収集です。
入道岳までどのくらいかかるかどうか聞いたところ、ここから往復で40分程度とのこと。



ここから帰りの迂回路もあって、下山する手もありましたが、
まだギリギリ行ける!
そう思って歩みを早めたその時でした・・・





・・・・(>_<;)!? いたたた..!!!





突然両足の太ももに激痛が走ります。


前にもありましたが、どうやら太ももをつるのが癖になってしまってるようです。
しかもよりによって両足同時に!



猛暑による疲労とアホみたいな難コースに、もう既に僕の足は限界だったのです。

太ももをマッサージしながら、考えます。




どうする どうする どうする?







・・・。





13:16 ということで、脚をかばいながらゆっくろゆっくり入道岳に到着。
裏八海山(?)の山頂に登頂!


※善良な登山者の方は真似しないでください。
登山している最中に体に異変を感じた時は、登るのをやめて適切な処置をとりましょう。引き返す勇気も大事です。




中ノ岳に伸びる縦走路が見えます。
あの痩せ尾根がかなりの難路のようです。
難路はもうお腹いっぱいです。



時間がないので早くも下山開始。
13:40 大日岳を下りたところにある迂回路まで戻ってきます。



で、そこにあったのは迂回路へ向かう果てしない下りの梯子。
奈落の底へと連れて行かれるんじゃないかってくらい下らされます。



そしてそこから続く山肌に沿うような狭い道。
正直迂回路だと思って舐めてました。



13:53 迂回路も半分まできました。



その後も横に鎖がついた細い道が続きます。
他の山だったら、こっちも十分難路なんじゃないかっていう件・・・。
八海山迂回路すらクレイジーでした。




ようやく山小屋が見えてきました。
騙し騙しきましたが、さっきつった太もももいい加減限界です。




14:30 ようやく千本檜小屋に戻ってきました。
あまり長居する気はありませんでしたが、太ももがヤバかったのでマッサージしてほぐしました。


あと、登りで飲み物を消費しつくしたんで、アクエリアスと水のペットボトルを合計千円で購入。
高いかもしれませんが、元から持って登ることを考えれば、存外無駄な出費でもないと思います。




登山バッジもここでゲット。
14:50 休んだところで、ロープウェーの時間もあるので下山開始。



15:55 ロープウェー山頂駅に到着。
16:20のロープウェー最終に間に合いました。




ロープウェーを待ってる間に少し遅いランチ。



16:20 最終のロープウェーで八海山を後にします。




帰りのバスを待つ間、ベースキャンプでお買い物。
八海山に来たら買わないわけにはいかないでしょ!
今回は右の魚沼限定品を購入。
千本檜小屋で休んでいるときに、地元では緑川』という日本酒が人気があると聞きましたが、どうやらここには売ってない様子。




帰りはバスで六日町駅まで戻ります。



今回の日帰り温泉は駅から徒歩約15分。旅館『坂戸城』で。



ここ南魚沼は、数年前に大河ドラマ『天地人』の主役だった直江 兼続公 出生の地。
直江 兼続所縁のものが沢山飾ってありました。


ちなみにうちの母親は『天地人』で主役を務めた妻夫木 聡のファンです。

そんな母親が、一時期僕のことを妻夫木に似てるとかとち狂ったことを言っていたことがあります。(どうやら内面的なことを言いたかったようですが・・・)


それを聞いた妹は笑い転げてました。


妻夫木なんかに似てたら、こんな人生歩んでないっつーの・・・(*´Д`)=з



茶室風に作られた露天風呂は中々変わってました。






この日は調度夏祭りの日だったみたいです。
少し見物して帰りましょう。



祭りでかき氷を買うなんて何年ぶりだろう。
ブルーハワイを買いました。
昔から不思議に思ってましたが、ブルーハワイって何の味なんですかね?




たまたま通った地元の商店で地元人おススメの『緑川』を発見!
本日2本目の日本酒を購入 。

(* ̄0 ̄*)ノ口 をーい、オヤジッ!もう一杯!!




そんなこんなで初の新潟日帰り遠征ツアーは終わりました。
ロープウェーで途中まで登れるからと言っても、八海山は間違いなく危険な山なので、登る際は自身の体力を鑑み、余裕を持った計画を立てて登って下さい。



凄く長くなってしまいましたが、お読み頂きありがとうございました。
お盆に初の北アルプスへ遠征してきたので、また今度アップします。



【コースタイム】※トラブルばっかであまり参考になりませんが・・・
9:30ロープウェー山頂駅 → 10:36女人堂(六合目) → 11:37千本檜小屋 → 12:38大日岳 → 13:16入道岳 → 14:30千本檜小屋(20分休憩) → 15:55ロープウェー山頂駅




緑川酒造 純米 緑川 1800ml 新潟の日本酒
緑川酒造 純米 緑川 1800ml 新潟の日本酒
緑川酒造
Alcoholic Beverage

☆乾徳山☆~登山三年目突入 GWは山でもアトラクション待ち~

皆さんお久しぶりです。


なんやかんやで、1月から全くブログを更新していない体たらくです。


理由はサボっていたわけではなく、このオフシーズン、天候が悪かったり、花粉症だったりして本当に登山に行ってなかったからなのです。


というわけで、ゴールデンウィーク5月5日、久しぶりの登山に行くことに相なりました。


場所は、日本二百名山、山梨県にある乾徳山です。


標高は、2,031m 
頂上に行くに従って、変化に富んだコースを楽しむことができます。


その中でも、ほぼ垂直な岩壁を登る鎖場は、乾徳山最大のアトラクションです。




8:25 はいはい、今回の旅の始まりは、山梨県JR塩山駅から。
登山の為の朝四時起きも、なんだか久しぶりです。


そして、駅を降りた瞬間には、この長蛇の列。
皆バス待ちです。
人気のハイキングスポットである、西沢渓谷に行く人がほとんどじゃないかと思います。
別に嫌いなわけではないのですが、僕はピークハントのない登山は、あまり行く気になりません。



増発便が二台くらい来たと思います。
西沢渓谷恐るべし。
ゴールデンウィークは結局どこも混んでるってわけです。



9:15 ハイカーだらけのバスに揺られること約30分、
乾徳山登山口に到着です。


なんだかんだ、ここでも結構な人が降ります。



これが今回のコースです。
道満尾根から登って、高原ヒュッテを経由して下山する周回コースです。


これを見ると、何てことのないいつもの登山って感じですが、今回はある懸念事項があります。



それがこれ。
帰りの塩山行のバスの最終は16:08です。
今からだと約7時間ほどしかありません。
コースタイムと休憩時間を考えると、非常にタイトな持ち時間です。



常日頃から考えます。
マイカー登山をすることの少ない僕にとって、登山をする上での最大の敵は、天気でもコースの状態でも、ましてや体力でも精神力でもなく、公共交通機関』なのではないかと・・・。



9:20 時間もないので、四の五の言わずに出発です。
※塩山行 最終のバスまで、あと6時間48分



ここで道満尾根コースへの分岐。
ほとんどの人が左に行くので、ちょっと不安に。




ほんとにこっちは人がいないな・・・



ゲートが閉まっていた為、こっちのコースは実は閉鎖中なのかと思いました。



9:32 車道も終わり、いよいよ本格的な登山道へ。
※塩山行 最終のバスまで、あと6時間36分



前半は、特に見せ場のない樹林帯です。


新緑の木々などに、少しウキウキなのも最初だけです。



10:18 道満山に到着。
ここまで来て、そんな名前の山があったことに気付きました。
※塩山行 最終のバスまで、あと5時間48分



晴天なのはいいのですが、久々の登山で、僕の体力の雲行きは徐々に怪しくなっていきます。



疲れた体にはありがたい、なだらかなエリアを通って、



徐々に景色が開けてきます。
やっぱり、景色が開けてくると、不思議と元気になりますね。



そして・・・



今までの樹林帯が嘘のような、草原エリアに着きました。
乾徳山の本体らしきものが見えてきました。
いよいよテンションは上がります。



11:34 どうやら、ここが扇平という場所みたいです。
※塩山行 最終のバスまで、あと4時間34分



本日初富士山、頂きました!



向こうに見えるのは、南アルプスですかね。
この時期は、まだまだ雪深いです。



この壮大な景色に舌鼓・・・ってなわけにもいきません。
帰りのバスまで、後4時間半しかないのですから。



この辺から岩場が増えてきます。
疲労した体には堪える鎖場も・・・




しかし、本当に心配しなきゃいけなかったのは、自分の体力よりも残り時間だったり。



道はどんどん険しくなっていきますが、人が詰まっている為、体力は徐々に回復してきました。



この鎖場が曲者。
「コワーイ!」という女性の悲鳴が。

体力は回復してきていたので、何てことなかったんですが、中々先へ進みません。



写真を撮って、時間を潰しながら先へ進みます。


と、この時、僕の足に異変が・・・。
右の太ももに、脚をつったときのような痛みが走ります。
以前にも同様のことがあったのですが、普段運動してないせいでしょうか?
一旦休憩して、マッサージします。




12:52 いよいよ頂上間近。ここが乾徳山最大のアトラクションです。
この垂直な岩壁の上が頂上です。
しかしこの鎖場、GWの遊園地のアトラクション待ちみたいに人が並んでいます。


結局、時間がない中、30分近く待つはめに・・・。


※塩山行 最終のバスまで、あと3時間16分



人一人が登り切った後に、合図を待って次の人が登り始めます。
※実は迂回路もあるんですが、せっかく来たのに登らない手はありません。



13:18 ついに乾徳山登頂です!
山梨のご当地ブランド「山梨百名山」に認定されてます。



登ったときのこの景色があるから、登山はやめられないんですよね。




山頂は狭い上に、人が沢山いたので、お昼を食べるのは別の場所で。



13:22 山頂の滞在時間としては、今までで最短かもしれないですが、お昼を食べるために、少し下へ向かいます。


※塩山行 最終のバスまで、あと2時間46分



少し下ったところで皆お昼を食べていたので、便乗します。
いつも通りカップ麺ですけど。



カップ麺をすすっていると、いい感じで岩の上に立っている人が。
あそこで記念撮影ってのもしたかったんですけど、時間もない上に、人に頼むのも面倒なので、今回は我慢。



13:53 さてさて、お昼も食べ終わり、ここからが時間との戦いです。
その矢先に、下りでの鎖場渋滞・・・。


※塩山行 最終のバスまで、あと2時間15分



14:17 ようやく扇平まで戻ってきました。
ここから高原ヒュッテ方面へ進みます。


※塩山行 最終のバスまで、あと1時間51分



高原ヒュッテでトイレを借りたんですが、時間がなかったので写真を撮り忘れました。
とりあえず、トイレのある山大好きです。



14:31 名前のついた水場に着きました。



手を洗って、喉を潤しました。
いつも水筒の水が残っていると、中身を入れ替えようか迷います。
うーん、どうしたものか・・・。


※塩山行 最終のバスまで、あと1時間37分



後はひたすら心を無にして下るのみです。



ひたすら樹林帯です。
もう一か所同じ名前の水場があった気がしましたが、時間がないのでスルーしました。



15:26 ようやく登山口に到着です。
何とかバスには間に合いそうですが、ここからまだ車道を歩かなければならないので、油断は禁物です。


※塩山行 最終のバスまで、あと42




※塩山行 最終のバスまで、
あと27分



おお、ゴールが見えてきました。



実は、山梨市駅行のバスが16:51まであったりします。
だけど遠回りなので、塩山行に乗りたかったんです。



15:52 塩山駅行のバスが出るバス停へ到着。
今回も何とか公共交通機関との戦いを制することができました。


※塩山行 最終のバスまで、あと16分





16:56 バスに揺られて再びJR塩山駅



そして駅周辺でお土産を物色し、今回の登山も終了・・・


ではありません。


温泉に入るまでが登山なのです!



駅から少し歩いたところに、塩山温泉郷があります。
今回、親切な山梨マダムが、少し迷っていた僕に道案内をしてくれ、温泉旅館「宏池荘」へ連れて行ってくれました。



温泉旅館とは言っても、近所の人も入りに来る銭湯みたいな感じです。
道案内をしてくれた山梨マダムも、ここへ入りに来る途中だったみたいです。


昔の銭湯みたいに、シャンプーや石鹸は持ってくる必要があり、ドライヤーもありませんが、入浴料400円という驚異的な安さ。
高アルカリ性のぬるぬるとした湯質で、床が滑りやすいと聞いていたにも関わらずこけそうになりました。
露天風呂はありませんが、凄く僕好みのいい湯でした。




なにより、道案内してくれた山梨マダムもそうでしたが、旅館の方も凄く感じがよく、体だけでなく心までほっこりしました。



汗を流したら、歩いて駅まで帰ります。
さらば富士山、さらば山梨。たぶんまたすぐ来ると思うけどね。



いい感じの特急がなかった為、鈍行でゆっくり千葉へと帰りました。



ということで、約4か月ぶりの登山を終えることができました。
しばらく登ってなかったので、また体力が落ち
たような気がします。


これからハイシーズンに向け、色々登って、今年はまだ行けてない北アルプスに行ければと思っています。


次の登山はまだ未定ですが、また近いうちに。

それでは皆さん、お読み頂きありがとうございます。

☆筑波山☆~登山始まりの地 真冬の名峰へ~


ブログを御覧頂いている皆様、いつもありがとうございます。
2018年1月13日、茨城県にある筑波山へ登山へ行きました。


西の富士山、東の筑波山と言われるように、古来より人々から親しまれる名峰中の名峰。当然日本百名山!


そして何より、僕が初めて登山をした山なのです!



あまり同じ山に登ることのない僕ですが、今回は古くからの友人、跳馬 君 が是非筑波山へ登りたいということなので、急遽再訪することになりました。


僕としても、登山バッジを買っていなかった上、訪れるのもほぼ2年ぶり。
原点回帰もいいのではないかということで、富士山以来久々の友人との登山です。




今回ブログ初登場の跳馬 君ですが、いつも武甲山へ行こうとする度に雨を降らせる、
類まれなる“雨男パワー”の持ち主です。


その呪われた力の影響もあってか、彼にとっては一昨年10月の丹沢以来、1年3カ月ぶりの登山となります。



そんなミスター雨男の二つ名を欲しいままにする跳馬 君と行く、冬の筑波山、奇跡の青空登山の始まりです。



この日の始まり、それは僕の寝坊から始まりました。
朝、6:00跳馬 君を車で迎えに行く約束をしてましたが、跳馬 君の電話で6:00に起きるという大失態をやらかしました。


何とか30分で用意を済ませ、跳馬 君を迎えに行くことができましたが、新年早々さい先の悪いスタートです。



9:13 千葉から圏央道を使って、なんやかんやで筑波神社へ到着。
久方ぶりのマイカー登山です。


ナビ通りに行ったら、途中やたらに狭い山道を案内され、傾斜が60度くらいありそうな急坂を登らされました。何だったんだろう・・・。



なんか、場違い感がハンパないような・・。



さてさて、今年は初詣に行ってなかったので、初詣兼登山の安全祈願です。



「二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)」
という神社のお参り作法 ガン無視跳馬 君。


「でも俺は本来の初詣の作法通り、神様への挨拶だけで、願い事はしなかった!」
と、得意気でしたが、その根拠がどこにあるのかはわかりません。



お参りを終えたら、いざ登山口へ。




これが今日のルートです。
この前は御幸ヶ原コースから登ったので、今回は白雲橋コースから登る筑波山神社を起点とした周回コースを歩きます。


それにしても、何でロープウェーとケーブルカーが両方あるのかな?



9:42 スタートです。



少し行くと分岐点にぶつかります。
右へ行くとつつじヶ丘方面へ。
今回は白雲橋コースの為、左へ進みます。



穏やかな登りが続きます。
今回はマイカー登山の為、荷物も軽めで楽ちん。
ブランクのある跳馬 君の後ろについて、ゆっくりと登ります。



距離的にもいつもの半分くらいなので、久しぶりの楽な登山です。



少し傾斜が出てきたので、疲れを見せ始める跳馬 君。
といっても、もう少しですから。



11:02 弁慶茶屋後に到着。ここで小休止。
真冬だというのに、この登山客の数。流石名峰ですね。



少し休んだら、先へ。



基本的に難所と呼ぶような場所はありません。
最低限の装備と体力さえあれば、誰でも登れるかと。



いい加減30代の男のケツばかり撮っているのも飽きてきました。
でも我慢。
当ブログは、硬派でストイックな登山ブログの為、山ガールだのボーイミーツガールだの、そういう軟派な要素は、あえて登場しません。
そう、あえて・・・。



さーて、そろそろ最高峰の女体山の頂です。
筑波山男体山女体山という二つのピークを持つ、双耳峰です。
ちなみに、西側の男体山(標高871m東側の女体山(標高877m
いつの時代も女性の方が強いんですね。



山頂へ向かう最後の階段を登ると・・・。



11:51 最高峰である女体山山頂に到着!
とても低山とは思えない圧倒的絶景が広がります!



登山を始めてから数々の名峰を経て、始まりの山である筑波山へついに凱旋を果たしました。



落ちたら間違いなく死んじゃうきわどい岩へ乗って、記念撮影。
人と来ると、こういうことが気兼ねなくできるのがいいですね。



ミスター雨男の異名を持つ跳馬 君ですが、この奇跡的晴天は何か天変地異の予兆なのではないでしょうか?



なんかカワイイ奴が背負われてました。
つい撮ってしまった。




右の奥に見えるのは、もう一つのピークである男体山。



尾根の先に見えるのは、ロープウェーの駅があるつつじヶ丘。
右奥に少し見えるのは、霞ケ浦です。


あんまり写真を撮られるのに慣れてないので、気の利いたポーズができない自分。




もう雨男なんて呼ばせない!
そんな意気込みを感じさせる、渾身のガッツポーズをする跳馬 君。
だけど、彼が行く登山の悪天候の打率は9割を越えているので、雨男を払拭するには、まだまだ先は長いようです。



遠くでグライダー(?)が飛んでいました。
気持ち良さそうです。



女体山の山頂は狭いので、御覧の通り人がひしめきあっています。
いつも山頂でお昼をとりますが、流石にここでは困難。



記念撮影をして、男体山方面へ。



ちなみに、遠くに見えるのは日光連山。中央の均整の取れた山は日光男体山です。
一昨年の山の日に登りました。



で、紛らわしいですが、こっちが筑波山の男体山。



12:25 たっぷり山頂に居座った僕らは、御幸ヶ原へ。



途中の売店で念願の登山バッジをゲットしました。
伊吹山の時みたいに、これでもかってくらい種類豊富です。
どうやら、登山バッジの多さが名峰のステータスのようです。



ガマの油売りで有名な筑波山にちなんで、カエルのバッジをゲット。



12:38 ケーブルカーの駅がある御幸ヶ原に到着。
お店が立ち並び、もう観光地ですね。



ベンチが開いたので、ちょっと遅いお昼にします。



山頂ではないですが、この見晴らしでの昼食は価値ありです。



日光連山那須の山々を見ながらいつも通りカップ麺をすすります。




13:25 もう目と鼻の先にある男体山へ。



ケーブルカーで来れるので、一般の方もちらほら。
この前は、クロックスで登ってる奴もいたな・・・。
さすがにスニーカーくらいは履いて来ましょう。



13:37 あっという間に男体山山頂へ。
見晴らしもクソもないので、あんまり感慨がわかないような・・。



後から地図を見てみたら、少し行ったところに展望地があるようです。
次に来る時までお預け。



それっぽいところを見つけて、要所要所で記念撮影。



男体山から見た女体山。
高さも眺望も女体山に負けてしまっていますが、僕は男としてそんな男体山を応援したいと思います。


13:59 御幸ヶ原に戻ってきました。



もう思い残すことはないので、下山します。
いたるところにある関東ふれあいの道を発見。



帰りは、以前登りで使った御幸ヶ原コース。
ケーブルカーが並走しています。



特に何があるわけでもない普通の登山道です。
途中、アメリカ人みたいな女の子が休憩していて、山頂まであと40分かかると聞き、悲鳴を上げてました。



15:08 あっという間に筑波山神社に戻ってきました。



これって、君が代のやつですかね?



温泉に入る前にお土産を物色。
このブログでは記事にのっけてませんでしたが、僕は登山に行くと、母親へその土地のお酒買っていくのが習慣となっています。


そういう風にして、僕は普段から親孝行を心掛けているのです。


※決して、ポイントを稼いで結婚しない自分への風当たりをそらそうとか、そういう邪まな考えからではないですよ。断じて!



そして、日本酒好きな人におすすめなのが、このお酒。
霧筑波です。
すっきりと洗練された味わいです。



なんだか変態臭のするゆるキャラ、ねばーる君の納豆せんべいを購入。



ミカンの入った珍しい七味を買いました。

テレビにも出たらしいです。



お土産を買い終えた僕らは、今日の日帰り温泉であるつくばの湯へ。
筑波神社から車で5分くらいです。



単純アルカリ泉で、施設に関しては特に文句はありませんが、土日祝日の入浴料が大人1,300円と非常にお高め。
安いところと比較すると、倍くらいとられます。
競合他社がいない為でしょうか。



運転してきて疲れていたせいか、露天風呂につかってウトウト。
車で来ていた為、家に帰ってから二人で家飲み兼反省会をしました。


そして、今年こそは念願の武甲山へ登るのだと二人で決起。
僕としては、花粉のシーズンが始まる前にもう一山登りたいところです。


それでは、ブログを御覧頂いた親愛なる皆々様、ありがとうございました。
また次回もこの場所でお会いできたら嬉しいです。