素人登山者の山行クロニクルズ

アウトドアとは無縁な生活を送っていた引きこもり系会社員が、何を血迷ったか、登山にハマってしまいました。
主に素人登山者の行く、素晴らしき登山(珍道中)の記録です。

☆伊吹山☆~素人登山者西へ 天下分目のぼっち登山~

皆さんこんにちは。
寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?


2017年11月7日 
前回の記事の予告通り、滋賀県岐阜県に跨る日本百名山、伊吹山に行ってきました。


“日帰りで行けるところは極力日帰りで、日帰りできなそうなところも何とか日帰りで”
千葉県からまさかの日帰り強行です。


前回、「30代独身実家暮らしの力、見せてやるぜ!」と啖呵を切らせて頂きましたが、電車とバスで行けそうであった為、レンタカー代をケチりました。
その為か、今回も予想外のトラブルに見舞われた旅となります。


さてさて、いつものように残念無双な初の関西遠征の旅、始まりです。





朝5:56 の東京駅です。今回の旅の始まりは東海道新幹線のぞみ号。
途中名古屋駅でひかり号に乗換をし、米原駅を目指します。



8:10 滋賀県の米原駅に到着しました。
ここから在来線に乗換て、近江長岡駅に向かうのですが、電車の時間まで余裕があったので、水や食料を買っておこうかと思い、駅の外へ出ました。
特に水は重いので、最近はできるだけ現地調達しています。



駅前には割と大きいスーパーがありますが、この時間ではやっていません。
コンビニは皆無です。


“どこにでもあると思うな、コンビニとIC改札”
格言です。



8:42 近江長岡駅に到着しました。
伊吹山登山口行のバス発車時間が8:45なので、急がなくてはなりません。
駅を出ると、御覧のマイクロバスが停まっていました。乗客のほとんどは登山客です。



9:02 伊吹山登山口に到着です。
さて、いよいよ登山開始といきたいところですが、まだ食料と水を確保していません。
幸い、歩いて10分ほどのところにコンビニがあったので、そこまで歩いていくことに。
30分程度の時間ロスが発生しました。



コンビニまで行く途中でこれから登る伊吹山が見えました。
1,377mとそこまで高い山ではありませんが、下からだと標高差1,000mを超えている為、かなり高く感じます。



再び登山口まで戻ってきました。登山口のすぐ横には神社があるので、登山の安全を祈願してから登りましょう。



こちらが今回のルート。伊吹山登山口からピストンです。




そんなに大変そうじゃないイメージでしたが、標高差1,000以上、コースタイムも割と長めで、基本ずっと登りです。楽な山ではないです。



9:43 結構遅めのスタートです。



山頂まで、6km!
・標高差1,000m以上
・ひたすら登り
・ピストン
・片道6km
単純にこの条件だけで思い出すのは、栃木県の日光男体山です。コースタイムも近いですし、割とハードル高めなのかも。



序盤は樹林帯の中を登っていきます。まあ、どこにでもある普通の樹林帯です。



一合目までがやたら長かった気がします。



徐々に光が差してきました。




10:04 ようやく一合目です。何だか登山道という気が全くしません。



山小屋小屋っぽいですが、旅館がありました。ここの前のベンチで休憩できます。時間が押しているので、先を急ぎました。



振返ると、少し見晴らしがありました。しかしまだまだといった感じです。



まだ森林限界ってわけじゃないと思いますが、木がない日当たりのいい道になりました。
伊吹山のお花畑は有名ですが、暑い時期に登るのは大変そうです。



段々と見晴らしも良くなってきました。後ろをチラ見しつつ進みます。



10:21 二合目。



何だか登山道というか、田舎道といった感じ。これはこれでいいですが。



伊吹山本体が見えてきました。あれ? 晴れてるのに何か被ってますけど!?



10:48 三合目です。運休中のゴンドラを使えば、ここまで来れるということ。



伊吹山には、山頂はもちろん、コース途中にもトイレのある親切設計。トイレの心配はほぼ皆無です。




トイレに行って、更に先へ。ここまでコースタイムを巻いてこれてるので、このまま昼頃の登頂を目指します。



謎のコンクリートの塊がありました。気になりますが、時間もないので先へ進みます。



11:09 五合目着です。ここにも休憩所あり。トイレはありません。



さすが名峰。自販機までありました。値段は山価格でしたが・・。



遠くの方に薄っすらと琵琶湖が見えてきました。
言わずと知れた日本最大の湖です。小さい頃、日本地図で滋賀県を見ると、「ほぼ琵琶湖じゃん!」と誰もが思ったはず。



ぽつんと避難小屋がありました。傾斜がきつくなってきます。
休んでいた年配のマダムたちが、「ずっと登りじゃない! 谷川岳だってずっと登りじゃなかったのに!」と文句を言ってました。登山ですからね・・。



そういえば、いつの間にか森林限界を越えていたようです。冬には雪が積もる山の為、低山ですが、上の方に高い木はありません。



11:28 そうこうしているうちに六合目に着きました。あともう少し。



傾斜がきついので、ジグザグジグザグと登っていきます。



この岩、結局どこにあったかわかりませんでした・・。



11:58 八合目!



この辺まで来ると、琵琶湖もくっきりと見えてきました。



この辺は確か岩が多かったです。少し道も分りにくかったし。



おお! もう山頂くさいです。



12:24 伊吹山登頂です! 思ったよりいいペースでこれたので、3時間かかりませんでした。



山頂はかなり広くて、富士山みたいにお店が結構ありました。



伊吹山の歴史は深く、あのヤマトタケルの話にもでてきます。


伊吹山の悪い神を退治に来たヤマトタケルは、白い猪となって現れた伊吹山の神様を威嚇し、怒りを買ってヒョウにうたれて衰弱したという話です。それが原因で彼は後に力尽きてしまったとのこと。



伊吹山の裏側には伊吹山地が広がっています。表とは別の印象。



苦労して登って来なくても、車で山頂まで来れてしまう為、軽装の人たちが結構います。
登山をする側から見れば、ありがた味は半減。



苦労して登って来た後に食べるごはんがおいしいんです。カップめんですけど。
しかし、相変わらず山で食べるカップめんは悪魔的うまさです。



絶景を見ながら、下のファミマで買ったカップめんに舌鼓。
でも寒くなってきました。



食べ終わって山頂を散策していたら、雲が出てきました。



登山バッジを難なくゲット!



しかし、名峰だけあって登山バッジの種類がハンパないです。高山植物の数だけバッジがあるのでとても迷いました。またいつか来たら違うのを買いましょう。



13:30 雲も出てきたし、そろそろ下りますか・・。



ピストンなので、景色は基本同じです。



帰りの方が伊吹山はが綺麗に見えました。
クソ! 上にいた時は曇ってたのに! 今上にいれば、凄く良さそうです。



15:12 2時間かからずに下山できました。



駅までの途中に日帰り温泉がある為、バスの時間を見ましたが、17時近くまでバスはありません。休日はもっと便が多いので、調度いいタイミングで乗れたかもしれません。
わかってはいますが、登山バスの運行は休日のみだったり、この業界は平日休みの人間には結構冷たいです・・。



仕方ないので歩きます。2kmくらいなので、まあ何とか。



伊吹山が綺麗に見えます。
疲れてた方が、温泉のありがたみもあるので、この野暮な舗装道歩きもまた一興かもしれないですね。


今日寄る予定の日帰り温泉は、伊吹山の薬草を使った薬草湯が有名な「ジョイ伊吹」という施設です。






さーて、伊吹山が育んだ薬草風呂で、登山の疲れを癒しましょうじゃないですか!






・・・ん?














中に入って聞いてみると、なんと、11月からの温泉の営業は土日のみになったとのこと。
本当に・・この業界は平日休みの人間に対して冷たい・・。


幸い、この施設の職員の方が、ご親切に別の施設を教えてくれたため、汗を流すことができました。


タクシーを呼んで、他の施設へ向かいます。
関東にいるときは、関西弁を聞くと恐いイメージを持ってしまったりしますが、今回のジョイ伊吹の職員の方やタクシーの運転手さんの人懐っこい関西弁は、何だかとても温かい気持ちにさせてくれました。




駅からそう遠くないところに、温泉旅館がありました。天然温泉ではありませんが、清潔で露天風呂もあり、結構良かったです。
グリーンパーク山東という施設内にあります。






駅からそう遠くないと思って、歩いていくことにしました。



結局20~30分歩いたと思います。せっかく汗を流したのに・・・。田舎道で結構真っ暗です。
タクシー呼んだ方がよかった。



そして近江長岡駅にやっとこさ到着。この駅はスイカが使えない為、切符を買うのにもたついて、電車を一本逃しました。

“どこにでもあると思うな、コンビニとIC改札” 然りです。


そして再び米原まで行き、新幹線で東京まで帰りました。



旅行計画の重要性を思い知った旅でしたが、何とかなる範囲でなら、そういったトラブルを楽しむのもまた旅の醍醐味なのかもしれないですね。



というわけで、お読み頂きありがとうございました。今月は伊吹山しか行かなかったので、来月どこかに登ったらまたこちらで・・。

☆金峰山☆~秋の浮世絵富士と 五丈岩の神性~ 


2017年10月11日、山梨県の金峰山に登ってきました。


奥秩父山塊に属し、古くからの信仰の山です。山頂には巨大な五丈岩が鎮座し、富士山が臨めます。


ずっと行きたかった山だったのですが、如何せん登山口への公共交通機関でのアクセスが悪く、足を伸ばせずにいました。
しかしながら今回も電車+レンタカーという30代独身実家暮らしのパワーをフル活用し、マイカーで行ける日本で二番目に高い登山口、大弛峠へ行くことにしました。




朝7:00 の新宿駅です。今年の夏から結構な回数乗っている、特急スーパーあずさにて山梨県へ向かいます。
それにしても、中央新幹線が敷かれていれば、山梨へのアクセスももっと楽なのにな。




7:56 大月駅に到着しました。距離的には塩山駅の方が近いのですが、調度いいレンタカー屋がなくて、大月で借りることにしました。



ギリギリになって借りたため、喫煙車しか空いておらず、車内は予想通りヤニの臭いで臭かったです。あと、USBの差し込み口もなかったので、スマホを充電する予定が崩れました。



9:58 長い長い峠道を経て、大弛峠に到着しましたが、平日にも関わらず既に駐車場は満車。



少し引き返すと、路肩のスペースに車を停めることができます。もれなく野暮な車道歩きが追加されますが。




“車で越えられる峠としては日本一標高の高い峠”
紛らわしいですが、あくまでものお話です。きっと全国の峠マニアの皆様には堪らない場所なのでしょう。



10:11 ということで、登山開始です。



今回の登山のルートです。大弛峠からアップダウンを経てのピストン登山です。



個人名の入った山梨県の注意喚起看板。僕は辛うじて通らせてもらいました。



結構高所のはずなのに、ずっと樹林帯が続きます。森林限界の少し手前をずっと歩いていくような感じです。何か物凄く惜しい。



いきなり迂回で新ルートへ。



ひたすら樹林帯の中を進みます。標高の割に見晴らしの良いポイントは少な目。



木の間から富士山が見えてきました。何か浮世絵みたいですね。



朝日岳の手前で、見晴らしの良い岩場に到着。遠くの富士山が蜃気楼のように浮かび上がっています。



11:10 朝日岳に着きました。取って付けた感を醸しだしています。



遠くに高峰が見えます。南アルプスとかでしょうか。



遠くに特徴的な岩が見えてきました。あれが金峰山の山頂にある五丈岩ですね。



そして急な下りです。これを下るということは、帰りに登らないといけないということ。いつもと違い、アップダウンの行程なので、帰りも結構登らないといけません。



そしてまた樹林帯の中へ。せっかく抜けたのに。



無心に歩いて、ようやく背の高い木が少なくなってきました。



森林限界です!
見晴らしのいい場所に出ると、少し疲れがリセットされる気がします。



遠くに見えるのは八ヶ岳かな。中々アクセスが悪いので、日帰りで行くのは難しいところ。



中央の岩がゴツゴツしているのは、百名山の瑞牆山です。最初はあそこに登ろうと思っていましたが、平日はバスの本数が少ないので止めました。




もう山頂近く。かなりでかい岩がゴロゴロしています。




五丈岩が見えてきました。いよいよ山頂です。



12:08 山頂に到着しました。年季を感じる看板です。



金峰山の象徴、五丈岩です。設けられた鳥居が信仰の山といった感じ。



ありました。山梨の独自ブランド、「山梨百名山



下には琴川ダムが見えます。



とりあえず腹ごしらえ。今回も安定のカップ麺です!



カップ麺をすすっていたら、若い子たちが五丈岩に登っていました。途中で諦めてたみたいですけど。僕もあと10年若かったら・・・。


心はすっかりおじいちゃんです。







八ヶ岳、瑞牆山なども良く見えます。



13:06 少し下りたところにある金峰山小屋登山バッジを買いに行きます。
ここが中々の急な下りで、下りている時から嫌な予感がしてきます。



山小屋の隣の大きな岩です。



13:18 金峰山小屋に到着! 



登山バッジとタオルを忘れたので手拭いを買いました。登山バッジはあらかじめ売っているところを調べておかないと買いそびれるので注意です。



これからの季節に登る山を決める指標となるのが、山頂のトイレの有無です。いや、マジこれ大事ですよ!
中々キレイなトイレでした。



13:34 再び山頂を経由して下山を始めます。


早速僕の嫌いな登り返しからスタート。しかも急登! ここが今日一番の難所だったのでは? (※精神的に)













13:52 再び山頂へ着いて、下山を開始します。



来た道を戻るので、やっぱりピストンはあまり面白くありません。大変な登り返しがあることもわかってるし。



来るときは素通りして気付かなかった鉄山。これじゃ無理もないでしょう。



お待ちかね登り返し。思ったほどは辛くなかったです。



15:30 大弛峠に帰ってきました。



満車であった駐車場も疎らになっています。



とにかく山道が長く、運転するのがしんどいですが、まずは日帰り温泉を目指します。



日帰り温泉に行きやすいのが車のメリット。読ませてもらっているブロガーの方が行っていた「ほったらかしの湯」に入りました。
「あっちの湯」と「こっちの湯」の二種類の浴場がありますが、「あっちの湯」しかやってませんでした。





富士山大菩薩嶺などの名峰、山梨の街並みが一望できる素晴らしい温泉施設でした。



そして中央道を経由し、再び大月へ帰ってきました。何やら選挙演説をしており、駅前は騒然としていました。



帰りも特急あずさで新宿を経由して千葉へ帰りました。
特に一人だと不経済ではありますが、電車+レンタカーの組み合わせは、日帰り登山に無限の可能性をもたらしました。
今密かにこの方法で行こうと思っているのが、滋賀県と岐阜県に跨る伊吹山です。30代独身実家暮らしのパワーは留まるところを知りません。皆様ご期待下さい。



ということで、ここまでお読み頂き、ありがとうございます。





☆月山☆~秋に浮かぶ天空の神殿 美しき東北の名峰へ~



 2017年9月27日、山形の名峰月山に登りました!
 標高は1,984m 日本百名山にして、東北屈指の名峰・霊山です。
 今年は、磐梯山、早池峰山と、2回東北の山に登りましたが、この月山は最も登りたかった東北の山です。


 最低でも一泊は必要と思われた山形遠征ですが、今回は、


 夜行バス→レンタカー→新幹線


 という強硬手段で、日帰り(夜行バスを使っているので、前夜泊みたいなものですが)で行ってきました。
 



深夜バスで山形駅へ



9/26 深夜24:00前、僕は東京のど真ん中、新宿駅にいました。
この日は仕事だったのですが、元々簡単に定時に上がれる仕事ではないものですから、ヒヤヒヤしながら、一日を過ごしました。



 何故かといえば、深夜24:05発の深夜バスを予約していたからに他ならず、万が一この時間に間に合わなければ、せっかく計画した今回の山形行が水泡に帰すからです。


 初めてのバスタ新宿



 何とか余裕を持って到着することにあいなりましたが、バスに乗る前に腹ごしらえ。
 こないだ盛岡に行ったとき、皆寝てるバスの中で食事を取るのが非常に気まずかったからです。


 結局吉野家マックくらいしかやってる店がなかったので、吉野家カレー牛丼みたいなのを食べました。いつの間にか吉野家にもカレーなんてあったんですね。


 そして山形行の深夜バスに乗車。前回深夜バスに乗った時は、ほとんど眠れず、仕方なくスマホでずっと漫画を読んでました。


 今回も眠れないんだろうな~と思っていたら・・・


 後ろに人がいなかったこともあり、椅子を全開に倒して横になったら、結構眠れました。



 翌朝6:30 山形駅西口へ到着です。


 
 早朝の山形駅。とりあえず、朝ご飯を食べようと、やってる店がないか探しました。



 そういえば、盛岡に行った時は、松屋くらいしか朝からやってる店はなかったな。
 昨日の夜は吉野家だったから、牛丼屋以外ならなんでもいいや~





 で、あったのは・・・








 
 デジャブでした。
 




 ※誤解を招かないように言えば、僕は牛丼屋の中で松屋が一番好きです。





いざ月山へ 自動車の旅



 8:00 の開店を待って、レンタカー屋へ。
 これが今回に愛機 トヨタ ヴィッツです。一人だし、安い軽自動車でもいいかなと思いましたが、キャンペーン中でだいぶ安く借りられました。




 9:20 蛇のようにくねくねした山道を登って、月山姥沢駐車場へ到着しました。
 300台以上のキャパがあるらしいです。



蛯沢から月山へ 黄金色の草原を行く



 本日のルート。登りは歩いて、帰りは途中でリフトを使用します。
 今見てみると、なんで姥ケ岳に行かなかったんだろう・・・。




 9:35 準備を終えて、いよいよ月山へ出発です。街中は晴れていたのに、山の上の方は曇ってます。



 登山口には関所があり、「月山自然なんちゃら~」という名前の通行料を支払います。
 


 リフト乗り場へ向かう道と分かれて、登山道へ。緩やかな道が続きました。




 名峰だけあって、道は結構整備されています。



 二列の木道になりました。
 木道って良くないですか? 尾瀬を筆頭に、木道が敷いてある山は結構好きです。
 歩きやすく、景観を損ねず、むしろ木道自体が美しい景観をつくり出している観も否めません。
 木道ラブな自分なのでした。



 これから登る月山が見えてきました。天気は今一ですが、興奮して足早になります。



 なんか少し晴れ間が見えてきました。山肌は結構紅葉してるみたいです。



 山頂へ近づくに連れて、辺りは秋の色に染まっていきました。




 僕が予想していたよりも、遥かに紅葉が進んでいました。迫りくる圧倒的な美しさ! “黄金の秋”とでも言わんばかりです。




 リフトから登ってくる道と合流。


 

 段々傾斜がでてきます。今までほとんど平坦だったので、しんどいです。



 道も荒れてきました。ただ今まで楽であったので、比較的疲れてません。


 


 振返ると、今まで歩いて来た木道が小さく見えます。



 なだらかな山々が美しく連なっています。



 頂上に近ずくに連れて傾斜はさらにきつくなりますが、景色がいいので気になりません。



 少し疲れたら、後ろを振り返り、そしてまた先へ進む。なんだか人生ですね(´▽`*)



 何やら石垣みたいなのが見えてきました。



 清廉厳かな雰囲気になってきた感じです。



 湿原みたいになってました。山の上に池ができています。




月山神社



 そして見えてきました。月山の山頂に静かにたたずむ“天空の神殿” 月山神社です!


 羽黒山、月山、湯殿山の三つの山を総称して、出羽三山と呼び、“死と再生の山”として古くから信仰を集めてきました。




 死と再生の山・・・


 
 つまり・・・



 ここで滑落死しても大丈夫!?












 すみませんでした・・・。





 
月山神社にお参りして、お昼にします。




 見晴らしのいい場所でお昼にしました。大体皆ここらへんで食べてました。



 今回も毎度おなじみカップ麺です。いつも何か凝ったものを・・・と思いつつこれです。うまい・安い・早い!



 食後にコーヒーを飲んで、山頂を満喫。山頂にトイレがあるので、頻尿の僕も水分の取り過ぎを気にする必要はありません。



 山頂をぐるっと散策。





リフトを使ってスピード下山


 13:00 名残惜しいですが、山頂を後にします。さらば月山神社!



 月山殺人事件~花は見ていた~・・・これ見たら、何となく思いつきました。




 また雲が多くなってきました。紅葉がくすんで見えるのが、少し残念。



 それでも燃え上がるように真っ赤に色づく山肌。



あれ? こんなベンチあったけかな。



13:35 あっという間にリフト乗り場への分岐点へ帰ってきました。もうちょっとです。



 先程登った、月山を振り返ります。



 リフト乗り場が見えてきました。周囲が紅葉していて、無駄に綺麗です。



 13:51 リフト乗り場へ到着しました。



 アンチ・スポーツな僕は、当然ウインタースポーツもやりません。リフトなんて中学生の時のホワイトスクール以来乗ってないので、少し心配。



 ・・・思ってたよりずっと快適でした。うとうとしてきます。



 14:09 リフト乗り場兼売店に到着です。



温泉と辛い帰り道



 若返りの水! 水筒に水を補給してグイッといきます。
 う~ん。これが若さか・・・。




 売店でお買い物。山形名物玉コン登山バッジ、そして月山魂ポロシャツをゲット。



 14:36 リフト乗り場から駐車場は目と鼻の先です。
 思ったよりも、早めに帰ることができそうです。



 姥沢駐車場からほど近いところにある温泉旅館で日帰り入浴していきました。
 僕が温泉を選ぶ際、最も重要になってくるのが、露天風呂の存在です。
 確かにここにも露天はありましたが・・・。内湯は檜木風呂風で、木の良い香りがして、凄く良かったです。



 さっき買った、月山魂ポロシャツに着替えました。
 汗も流したし、そろそろ帰りますか。
 
 山形自動車道に乗って、山形駅を目指します。山形駅までは一時間ほど。
 遠いから早く帰りたいですね。



 片道一車線の山形自動車道を快調にとばしながら、憧れの月山を登り終えたという達成感に浸ります。






 そして今思うのは・・・。








 これが車で登山に行く上での最大のリスクです。
 今回はコースタイムも短く、あまり疲れなかったはずなのに・・・。


 結局サービスエリアに寄って、車の中で30分くらい爆睡。早く帰れたのにね・・・。




 17:30 くらいに山形駅へ到着して、18:00過ぎの山形新幹線で帰りました。
東京まで3時間近く。思ってたより遠かったです。




 今回の山形遠征で、今年初めに僕が掲げた登山の目標はほぼ達成しました。
 やっぱり東北の山って素晴らしいですね!



 これからは寒くなってくるので、比較的近い山域での登山へシフトチェンジしていくつもりです。
 まだ行ってない秩父なんかいいかもしれません。





 それでは皆さん、ここまでお読み頂きありがとうございました。
 どこか登山へ出かけたら、またここで。