素人登山者の山行クロニクルズ

アウトドアとは無縁な生活を送っていた引きこもり系会社員が、何を血迷ったか、登山にハマってしまいました。
主に素人登山者の行く、素晴らしき登山(珍道中)の記録です。

☆磐梯山☆~会津磐梯山 日帰り大作戦~



 2017年5月23日、福島県の磐梯山に行ってきました!


 2017年は僕にとって、二つの目標があり、一つはアルプスデビュー。そしてもう一つは東北の山に登ることでした。


 千葉に住む僕にとって、日帰りのできる限界はどこなのでしょうか? 
 去年、磐梯山の登山を計画した際、流石に福島の山に日帰りは無理という結論に達し、登るのを見送ってました。
 今回は、本来前夜泊以上となる東北遠征を、新幹線とレンタカーという合わせ技を使い、無理矢理日帰りで行ってきました。
 交通費を惜しみなく使った、一人で行く不経済な磐梯山日帰り大作戦、開帳です。
 


はじまりの地、郡山


 朝の7:30前に郡山だと!? 一体どんなマジックを使ったんだ?
 新幹線を使ったんだ!


 ということで、今回も最寄り駅から5時過ぎの電車に乗って、はるばる福島県郡山駅までやってきました。
 失礼な話かもしれませんが、初めて来た郡山、下手な関東の都市よりも全然都会で驚きました。


 朝8:00のレンタカー屋さんの開店を待って、磐梯山のある猪苗代に出発します。
 ここから猪苗代駅までは、電車でも行けますが、そこからの公共交通機関が乏しく、ここからレンタカーで行った方が時間の融通も利いて良いと思います。
 軽自動車等であれば、4,000円前後で借りられ、下手にタクシーなどを使うよりも安上がりです。人数がいれば尚更。



磐越自動車道から磐梯山へ 


郡山から今回の登山口である裏磐梯スキー場までは、高速を使って一時間ちょっと。
千葉に住んでいる僕にとって、まあ使うことのない磐越道に乗って、猪苗代ICで降りました。



 磐梯山が見えてきました。会津富士の異名を持つその山容は、秀麗そのもの。独立峰の山は、見ればすぐにわかるので、“これからあそこに登るんだ”という冒険心をかきたてますね。


 因みに、小学生の頃、僕は一度家族と猪苗代に訪れたことがありました。
 その頃は、何故か野口 英世にハマっていて、野口 英世記念館に入った記憶があります。あれから20年・・・まさか、あの時見た磐梯山にこんな形で再会するとは・・・。
(特に大きな意味はありません)


 こちらは、表からみた磐梯山。今回はここから裏磐梯へ回り込んで、裏口入学です。




 9:44 裏磐梯スキー場に到着。結構時間をくいました。平日ということもあり、閑散としています。



今回のルートは裏磐梯スキー場登山口から時計回りで周回するコース。途中でコースから外れ、櫛ヶ峰に登りましたが、中々厄介でした。



 登山開始 西部劇のような裏磐梯


 さて、時間もないことだし、登山開始です。それにしても今回も天気は圧倒的快晴です。5月の東北ということで、少し肌寒い登山を予想してましたが、登山口からもう暑かったです。
 写真はありませんが、長袖アンダーウェアに半袖Tシャツ、サポートタイツにハーフパンツというほぼ真夏の格好でのスタート。



 リフトの横の登山道。しばらくはこんななだらかな道が続きます。



 振返ると、一際存在感のある山が。吾妻山です。最高峰の西吾妻山は、2035mと磐梯山より高いですが、“最高峰展望なし”の記載があり、少し行く気を削がれます。



 登山道を雪解け水が流れていきます。比較的水の流れが少ないところを探して進みました。




 樹林帯に入ると、見たこともない植物が群生していました。南米とかに生えてそうな植物ですが、見慣れないせいか、少し気持ち悪かったり・・。



 銅が混じっているのか、青っぽい色の沼です。段々と火山な雰囲気が強くなってきました。



 樹林帯を抜けると、どうでしょうか。表の眉目秀麗な山容からは想像もできない、粗々しい火山としての顔が姿を現します。さながら西部劇でも始まりそうな雰囲気で、とても日本の東北に来ているとは思えないです。



 そして一つだけ言っておきます。暑いです! 直に陽ざしがあたるので、実際の温度より、体感は5度くらいは増してるんじゃないでしょうか? 気分は夏山です。



 残雪です。これを見れば少しは涼し気に・・・なりません。



 裏磐梯が見えてきました。檜原湖もきれいです。



 ここらへんから傾斜がきつくなった気がしました。遠くから落石の音が度々聴こえ、多少不安になります。



 火山特有のガレ場に足を取られそうになりながら進みました。地図上の点線の道は、中々険しいです。この時くらいから、今回も登りはグダグダになりそうな予感が・・・。




 11:17 やっとのことで磐梯山本体と櫛ヶ峰の分岐点に到着。登山口から約1時間半。僕の年齢と一人であることを考えると、結構遅めなコースタイムです。登りがグダグダなのは、いつものことですけど。



櫛ヶ峰


 磐梯山とは反対に見えてくるのは、櫛ヶ峰です。地図に道はないですが、一応登山道は見えています。僕がよく見させてもらうブログでおススメとのことだったので、登らない手はありません。



 正直舐めてました。実際登ってみると結構傾斜があり、足元も滑りやすい為、予想外に体力を消耗しました。暑いし。



 11:44 櫛ヶ峰の山頂に到着です。人影かと思ったら、監視カメラでした。
 登山開始から約2時間。当初の予想に反して、体力を消耗した為、一旦ここで小休止です。写真では見えないですが、小さな虫がいっぱい飛んでます。



 眼下には大展望が広がってました。福島を代表する湖である猪苗代湖の広大さがわかります。手前のは赤埴山。残念ながら今回は行けません。



 櫛ヶ峰から見た磐梯山本体は、まだ雪化粧をしていて美しかったです。でも、この距離感をまた移動しないといけないと考えると、多少げんなり。



 裏磐梯方面も相変わらずの絶景。しかしゆっくりもしてられません。既に12時を回っている為、磐梯山を目指さなければ! やっぱり昼は山頂で食べたいじゃないですか。



 磐梯山の“ワイルド担当”、荒々しい櫛ヶ峰に別れを告げ、磐梯山の最高峰を目指しましょう。



磐梯山山頂へ



 火山ガスの注意看板がありました。安全な場所って一体・・・。



 目の前の薄茶けてる白いのは雪です。所々残雪の上を進みました。



 淡々と書いてますが、この辺になるとガス欠でヘロヘロ状態に。櫛ヶ峰で体力を使い過ぎました。更にグダグダと登って行きます。



 さっき登った櫛ヶ峰もまだすぐそこです。
 ※登山に行くときは、自分の体力に見合った計画を立てましょう。



 13:00 弘法清水小屋に到着です。僕のしがない体力は既に限界を迎えていました。とりあえず小休止、小休止!
 暑いので、ビールが飲みたかったですが、帰りも運転して帰るので、ノンアルコールビールで我慢。


 ここで磐梯山のバッジを購入しました。実は登山バッジを密かにコレクションしてます。買いそびれることも多いので、それを理由に再訪しないとと考える山が結構あったり、なかったり。



 だけどゆっくりもしてられません。最後の力を振り絞って山頂を目指さなきゃです。
 しかしその僕のなけなしのやる気も、僅か数10mで打ち砕かれます。
 あ・・足が・・・重い!



 しかし、今回のグデグデ感は去年の谷川岳以来でしょうか? 結構登山に行っているはずなのに、体力のつかない残念な自分の体。家で転んで骨折するし・・・。



磐梯山山頂



 13:29 磐梯山に何とか登頂です! 360度大パノラマの世界です。
 体感ですが、涼しさはほぼ無し。日陰があれば入りたい気分。



 初の東北の山に登頂。
 暑いですが、ここで昼ごはんです。この日の磐梯山は小さな虫が多くて食べ物を食べるのには一苦労でした。



 岡部小屋? 山頂にある謎の小屋です。僅かですが日影があったので、そこで食べることにしました。
 小屋の縁はベンチみたいになっていますが、座ったら確実に壊れるくらいの強度です。



 僕がザックにチーバ君を付けているのは、千葉に対する“郷土愛”からです。決して、いい年して鞄にぬいぐるみを付けている痛いおじさんではない・・・と自分だけは信じてます。



 裏磐梯方面。この遥か彼方には、まだ見ぬ東北の名峰が沢山あるのでしょう。
 今一番行きたい東北の山は、山形県の月山です。流石に最低でも前夜泊は必須でしょう。せっかくなので、一緒に鳥海山も登りたいですね。



 あの苦戦した櫛ヶ峰があんなに低く見えます。
 時間は14:00を回りました。これだけ遅くまで山頂にいたことは、ありません。暗くはならないにしても、早く下りないと温泉に入る時間が!



スピード下山、銅沼と温泉


 温泉に入った後に郡山へ帰ることを考えると、16:00までには駐車場に着きたいところ。コースタイムでは、駐車場まで2時間40分。登りがグダグダで会った分、この下りで取戻さないといけません。
 だけど見なきゃいけないとこは、しっかり見ていきます。



 登りと違い、樹林帯の中の単調な道をひたすら進みます。途中に雪のトラップがあったりしますが、比較的楽ちんな道です。



 15:32 あれよあれよという間に銅沼へ到着しました。ここが下りのハイライトでしょう。



 飲んだら体に悪そうな色ですが、磐梯山とのコントラストがとても綺麗でした。本当にここが日本かと見紛う景色です。
 ゆっくり見惚れているわけにもいかないので、先を進みます。



 ゲレンデの先にスキー場の建物が見えてきました。ここまで来れば、ゴールはあと少し。大体16:00頃には駐車場に到着できましたと。


 車に乗り込んだら、今日の日帰り温泉を目指します。少し離れますが、郡山へ帰る道すがらのホテルリステル猪苗代で汗を流していきました。



 洋風なスパ施設といった感じですが、露天風呂もあり、中々くつろげました。
 たまにはこういうのもいいかも。



日帰り登山のボーダーライン


 今回は、初の東北遠征ということで、磐梯山への日帰り登山をやってみました。南関東に住む僕にとっては、この辺が日帰りできるボーダーラインでしょう。


 磐梯山は表と裏の顔があり、その変化に富んだ山容はとても興味深く、美しかったです。人間だったら、表と裏のギャップがあり過ぎて、結構やばい人かもしれません。


 節操のない登山だったので、もっと観光などをして福島を満喫したいという方には決しておススメできるものではありませんが、今回の登山で僕の行動範囲は飛躍的に広がりました。天気によって行くところを変えられるので、僕的には万々歳です。
 しいて問題があるとすれば、そんな節操のない登山を、しかも平日に誰が付き合ってくれるのかということくらいでしょう。


 それから僕は、6月に日帰りで越後湯沢まで行き、谷川連峰の平標山・仙ノ倉山を。その後には、深夜バスで盛岡まで行き、早池峰山に登ることになります。
 いつもの平日ぼっち登山だったのですが、それはまた別の機会に。

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